COLORING
シリコーンゴム着色技術
シリコーンゴムは着色性に優れているため、様々な色に着色されます。
シリコーンゴムの原料は半透明色(アメ色と呼ばれます)であり、この状態のまま成型されたゴム製品は半透明なシリコーンゴムになります。
着色する製品は、成型される前にシリコーン用の顔料を原料に添加し着色を施します。顔料の添加はロールと呼ばれる混練機を用います。混練機に原料と顔料を投入し、練込むことでシリコーンゴムは鮮やかな色に着色されます。
色のバリエーション
シリコーンゴムは顔料の配合によって着色されますから、メタリック調やゴールドなどを除いては原則どのような色でも調色する事が可能です。
弊社では新規製品の着色は原則「DICカラー(大日本インキ)」もしくは「PAMTONEカラー(Pantone社)」のいずれかで色指定を可能な限りお願いしております。着色の色見本もご用意しております。詳しくは営業までご相談ください。
着色の難しさと加工方法
シリコーンゴムは着色性が良い反面、少量の顔料を混ぜ込むだけでも色が大きく変化してしまいます。
また湿度や気温、材料ロットによっては前回と同量の顔料を混ぜ込んでも色に差異が生じてしまう場合があります。
東都ラバーでは常に同一の色を維持するために、各色毎に配合番号を付し配合データをオリジナルデータベースにて管理するとともに、現物にて調色の差異の有無を確認しております。
この、データベースによる客観的判断と実際を主観的判断で評価する二重の評価で着色管理を徹底して行っております。