東都ラバーの顧客志向

顧客志向の基本理念

弊社は「消費財としての完成品」や「生産財としての工業製品のパーツ」などを生産・供給しております。自社で製造された製品はそのままでは市場に対する価値はなく、他のサプライチェーンとの協働の中で価値が形成されていきます。
その中において、「求められた製品」を「求められたコスト」で「求められた数量」をそろえ「求められた方法」で「求められた納期」までに供給できること、また納期遅れ、品質不良、数量不足などが発生した際に、迅速に回復できて初めて顧客満足に対応できると考えております。
この、明確化された「求められた」要求に応えられることが最低限の顧客ニーズと捉えております。そして、設計段階や試作段階において、永年培われたゴムの知識と技術により、完成品をよりよい物とするため、サポートさせていただいております。
今後、サプライチェーンの中で、取引先・仕入先・外注先企業様と連携して、更なる価値向上に取組んでいきます。

品質向上活動

弊社は「小ロット・多品種・短納期で顧客ニーズに対応する」を基本方針として企業活動しております。したがって、必然的に取扱品目数は日々増え続けている状態にあります。
その中で、今日生産した製品と1年後に生産した製品の品質（形状・寸法・色・硬度etc.）が変わらぬよう、製品1つ１つに作業標準書を作成し、原料の投入から成形・プレス・二次加硫・加工・検査・出荷までを手順化しデータベース化しております。
このデータベースの活用により、常に安定した製品の供給を可能にしております。
また、不良の発生や対策において履歴を残し、要改善製品においては製造部と技術部の各責任者を中心として、対策案を協議・実施することにより、社員全員が品質の向上と不良の撲滅意識をもって取組んでおります。

短納期対応の為の取組

弊社では、短納期の定義を製品の見積もり依頼から、出荷・納品が完了するまでと考えております。
製造するのが早くても、図面を頂いてから見積りや納期の回答が遅ければ、顧客の要望する納期に対応できなってしまいます。同様に、社内での受注処理業務や生産指示業務など組織としての管理体制も同じことが言えます。勿論、設備・作業者・作業工程・生産日程は短納期への対応には欠かせない要素となります。
製造活動だけではなく、インプトットからアウトプットまでの活動全体をとおして、短納期へ対応しております。

品質向上活動

小ロット生産は我々のような小規模製造業のもっとも得意とする分野です。システム化された手順とデータベースなどITの活用で、小ロットでも生産を高める低コスト生産体制の確立に日々努力結果、小ロット生産を可能にしました。

納期への対応

お客様が当社に発注してい頂いたにもかかわらず、当社の不備により、お約束した納期までに納品できなければ、当社はもとよりお客様においても、関係各署に調整する余計な仕事が増えてしまいます。
当社は納期を守ることにより、お客様の「余計な仕事」をなくします。

不良への対応

当社が製造したゴム製品は社内の品質管理部にて入念に検査しております。
あたり前の事ですが「良品のみを納品し、社外に不良は出さない」を徹底することにより、お客様サイドにおかれましては、「東都ラバーの製品なら」と安心していただき、検査業務の軽減を図り、「余計な仕事」をなくします。

諸案件への対応

製品開発・見積り依頼・環境対応など、お客様からの諸案件を迅速に対応することにより「余計な仕事」をなくします。
生産財を提供する、製造業において「手離れの良さ」に掲げた３項目は、顧客満足を考えれば、当たり前のことです。
しかし、お客様の顔が見えにくい製造業務や品質管理業務などで働く従業員は、この当たり前の事を忘れがちになります。
この当たり前の「手離れの良さ」を掲げ、全社員の行動基準に設定することで、一番重要で一番大切な顧客満足を全社員で達成していきたいと、考えております。