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ゴム製造会社のTQM活動

埼玉県川口市の中小企業活性化施策として、早稲田大学大学院と中小企業との共同によるTQM(トータルクオリティマネジメント)の推進という取組みがありました。東都ラバーにお声を掛けていただき、半年間かけて取り組んできました。

早稲田大学大学院とのTQM

この度、埼玉県川口市の中小企業活性化施策として早稲田大学公共経営研究科と中小企業との共同で、TQM活動の推進という取組みがありました。
縁がありまして、川口市の商工課の担当者様からお声を頂き、良い機会との思いで参加する事になりました。
東都ラバーには大学院2年生と1年生の2名が担当となり、何をどうしたら良いのか解らないまま、さっそく活動が開始されました。

まずは課題づくりから

あたり前ですが、今回の取組における課題は参加した企業が大学院生と共同で決める事になりました。課題については参加を検討している頃から、あれこれと考えていたので、意外とスンナリと決める事ができたのですが、課題を発表する場には大学院の客員教授様と公共経営研究科の科長様がご意見番として、在籍されなかなかの手厳しいコメントを頂きました。
実務に携わる人間は「わかっちゃいるけど・・・」と、ついつい弱音を吐いてしまうが、その点をズバズバと指摘され、自分達の甘えを痛感し気を引き締める良い機会でした。
ちなみに、課題は「異物不良の削減」にきまりました。

大学院生の根性

さて、さっそく課題について取組もうとしたところ、大学院生達から「ゴム製造が全く解らないので、現場にて製造をやってみたい!」と声が挙がりました。
ゴム製造の仕事はキツイ・汚い・危険の3Kと呼ばれるように、非常に重労働な仕事です。また、季節は暑いの暑くないのと燃えるような真夏の最中。大学院生達は見たところ、およそ重労働とは無縁な生活をしていると思え、「本当に?」と問いかけてしまいました。
それから数日後、大学院生達は燃えるような暑さのなか、1週間もの期間を笑顔のまま現場の物づくりを体験しました。

仮説と検証

課題を決まり、大学院生達もまずはゴムの製造を理解し、さっそく皆でディスカッション。
ブレーンストーミング方式で、異物の発生原因を探ります。もちろん、QC手法の魚の骨を用いて情報を整理し、いくつかの仮説を立てていきます。
次は仮説の検証です。仮説をもとに対策案をたて、実施と検証を繰り返します。検証は情報を整理し視覚で理解できるようにグラフ化していきます。

対策案の決定と再検証

いくつかの効果のある対策案を、コスト面と効率性を考慮して採用する案を絞り込みます。
コストを無視すれば、いくらでも対策がとれる異物不良の削減という課題ですが、ゴム製品の製造業である以上、コストを考慮しなければなりません。また、非効率な作業ではこれも本末転倒です。
最終的にコストをかけず、効率を落とさない解決案に決定し、再検証をしていきました。

産業技術センターでの発表会

大学院生達と半年間かけてやってきた成果を発表する日がやってきました。
場所は埼玉県川口市にある産業技術センターです。川口市や早稲田大学院のPRもあってか、多くの来場者があり活気のある発表会になりました。

編集後記

当時の大学院生達も現在(2009年05月30日)は卒業し、男の子は新聞記者に就職。女の子は市役所に就職したのち、結婚されました。
おーい 新聞記者は生活も不規則と聞くが、健康には気を付けるんだぞ!
おーい 結婚早すぎるんじゃない?おめでとう~~~!

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